エド・スィコータからの気づき

マーケットの魔術師を引き続き読んでいる。きょうはエド・スィコータ。

リチャード・ドンチャンのトレンド・フォロー・システムの理論をみたときに、不可能のように思えたからコンピュータのプログラムを書いてみたのだというエド・スィコータ。

当時は、プログラムを書くのにパンチ・カードというのを使っていたとのことだが、私がもしそういう技術を持っていたとしても、不可能のように思えたならテストしてみようと思わないなぁ。可能かもしれないと判断してはじめて試してみようとなりそうなのだが・・・。

ドンチャンの理論は正しいということがわかり、コンピュータでトレンドフォローのシステムを作ったエド・スィコータの記事を読んで気づいたことを書き留めておきます。

僕(エド・スィコータ)にとって重要なことは、(1) 長期トレンド、(2) 現在のチャート・パターン、(3) 最良の売買ポイントをつかまえることだ。これらが僕のトレードを構成する主な要素なんだ。

Q.最良の売買のポイントをつかまえるということは、どこかで反転したところを買うということですか。もしそうであれば、大きなトレンドに乗ってポジションを継続できないとうことも時々あるのではないですか。
A.おっと、それは誤解だよ。もし僕が買いに入るとしたら、僕はそのポイントを今の相場より上に置く。相場の方向性がそこにくれば、はっきり強いと認識できるようなところにポイントを置く。リスクを減らすためにね。だから底や天井をとらえようとは思わない。

はっきり強いという場所は、もう上か下か一方向に流れが決まってしまっている場所ということだろうか?

「今の相場より上に置く」という今の相場は、まだ強弱が混在していて強そうに見えるけれども、まだ下へ向かわせる力も残っているからそういう力が完全になくなる場所にポイントを置くのだろうか?

このあと、以下のように続く。

Q.ということは、もしあなたが強気だとしたら、ポジションをとる前にしばらく強くなるまで待つのですか。それとも、押し目を舞うのですか。
A.もし僕が
強くだったら、押し目を買ったり、強くなるのを待つということはしない。その時点でもうすでに買っているんだ。僕の買いのストップ・オーダーがヒットした瞬間強気になり、そして売りのストップ・オーダーにヒットするまで強気でいる。強気なのに買っていないのは、非論理的だ。

うまくいかなかったトレードのことを「すぐ忘れる」というのも興味深い。

僕はうまくいかなかったトレードはできる限り早く損切ってすぐ忘れる。そして、新しい機会を求めて行動するんだ。一度忘れてしまったトレードのことを、再び掘り起こすことは好きじゃない。ましてや、活字にすることなどはね。

失敗のことについてフォーカスしてしまうとさらに失敗するようになってしまうから、成功にフォーカスして行動をしていったほうがよいということかな?

負けが続いているときの対処についての記述は、まったくその通りだ(この実行が完璧にできるかはまた別だが)

Q.負けが続いている時は、どうやって対処しますか。
A.私はトレードの量を抑えることによって対処する。そして、何もせずに待つんだ。負けが続いている時にトレードしようとすれば、感情的になって破滅的になってしまう。何とか取り戻そうという行動は致命傷になる。

Q.どういうトレード・ルールに従っていますか。
A.(a) 損切りは早く、(b) 利食いはじっくり、(c) ポジションは小さく、(d) 躊躇なくルールに従う、(e) ルールを変えるべき時を知る。

(d) と (e) が相反するが、システムトレードの祖と言われるエド・スィコータでも、ルールは変わるときが当然あるようで、そのあとの記述でまだまだ成長過程であるというようにある。

Q.あなたの最後の二つのルールは矛盾していますから、非常に興味深いと思います。本当のところ、ルールに従うのと、ルールを変えるべき時と知る、のどちらを守っているのですか。
A.両方。ほとんどの場合は、ルールに従っている。僕は相場のことを絶えず研究し続けているから、時々突発的に新しい法則を発見し、前のルールと置き換えることもある。時々個人的な限界が来て、ルールに従うことができなくなる。そういうときは全部ポジションを手じまって、再びルールに従うことができると感じるまで休みでもとる。たぶんいつの日か、いつルールを破るべきかという、はっきりしたルールを見つけられると思う。
売買ルールが自分自身のトレードのスタイルを反映したものでない限り、トレーダーは長い間ルールに従うことはできないと思う。結局、限界に突き当たり、トレーダーはそのルールを使うことを止めたり、変えたり、そしてまた彼が従える新しいルールを見つけることになる。これこそトレーダーが進歩、成長していく過程の一部だと思う。

このあとマーケットの魔術師の後半に、負けるトレーダーに関して厳しいというか、突き放すような見解が現れる。

Q.負けるトレーダーが勝てるトレーダーに変身するには、何をすればいいでしょうか。
A.負けるトレーダーが勝てるトレーダーに変身できることはほとんどない。負けるトレーダーは彼自身を変えたいとは思ってはいない。それは勝てるトレーダーがやることなんだ。

Q.勝てるトレーダーの性格を識別するのに、どういう特徴を探すのですか。
A.1.彼または彼女はトレードすることが好きであること。
2.彼または彼女は勝つことが好きであること。

これに対して、勝ちたくないトレーダーがいるのかと、次の質問が続く

Q.全てのトレーダーは勝ちたいんじゃないのですか。
A.勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。負けるのが好きなように見える人もいる、だから、彼らは負けることによって手に入れるんだ。

A.もしトレーダーが自分のトレードのパターンをじっくりと振り返ってみれば、自分のあらゆる目標を含めて、皆相場から自分の欲しいものを手にいれようとしていることに気づくはずだ。それを理解できないかもしれないし、認めたくないかもしれないけどね。

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