「魔術師たちの心理学」を再読して気付いたこと

バン・タープの「新版 魔術師たちの心理学」(パン ローリング)を読み直しています。以前にこちらでも紹介したつもりだったのですがそうでもないので、ここで取り上げておきます。

多くの人たちは仕掛けにこだわりすぎているとして、初期リスクに対する損益「R倍数(リスク・リワード・レシオ)」を用いて、ポジションサイジングを重要視すべきと、本の至るところで力説されていているのは、以前読んだときから覚えていました。

今回は、それ以外に気のついた点を2つほど。

1つは、「目標の設定」。

『目標の設定は、システムの最も重要な部分である。』

『自分の強みと弱み、自分の時間、資産、スキル、その他の資源、そして自分が何を目指しているかを知ることは、システム開発には不可欠だ。』

そして、非常に多くの自己啓発系の本にもある
『行きたい場所がわからなくて、どうしてそこに行くことができるだろうか。』
というフレーズもある。

目標の設定の仕方に関しても具体的な例(プロの例だから私たちにはピンとこないかもしれない)が掲載されていて、自己分析、目標設定、トレーディングアイディアの3つのパートに分けてじっくり考えてみることが書かれている。

2つめは、「お金はみんなに行き渡る」という題の第12章。

マーケットに対するアプローチの全くちがう7人のトレーダーの5つの銘柄に対するアプローチ。

たとえばグーグルのチャートがあって、この状況でポジションを建てるか、建てるとすると・・・というアプローチとその結果を紹介し、分析している。

よくある投資の本だと、都合のいいチャートが出てきて、このポイントでこの方法で買うとほらうまく行ったでしょみたいな解説というか、本の内容そのものがカーブフィッティングされているんじゃねえかというものが多いですが、この「新版 魔術師たちの心理学」は、へぇ、こんなアプローチもあるんだとか、この人は自分に近いなとか役立つと同時に刺激ももらえます。読んでいるうちに、また初期リスクを小さくして大きなR倍数を狙うシステムを考えていました。

エクセルで検証してみたところ、考えたシステムはあまりしっくりくるものではありませんでしたが、ゴールデンウィークにもし大きな本屋さんに行くことがあれば、パンローリングの著書が並んだスペースがあるはずですので、そこで手にとってみてはいかがでしょう。

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